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kusa
2015-12-31 11:32 am  

こんにちは、日下部です。
3年ぶりの大晦日ブログです。

毎度ながら特に大晦日にも関係ない内容です。

2011年にGoogleの検索結果ページがSSL化されて久しいですが、
今年の夏、Yahoo!もSSL化されました。

GoogleAnalyticsを使用されている方は、
「これでさらに検索キーワードが取りにくくなる」
と嘆かれたと思います。

はじめ、
「検索エンジンがSSL化されることで計測対象のサイトへリファラが送られなくなり、
検索キーワードが取得できない」と考えていたのですが、
これは正確ではありませんでした。

単純にHTTPS→HTTPの遷移でリファラが送られないためであれば
・計測対象サイトがHTTPであれば、参照元のサイトの判別すらできない
・計測対象サイトがHTTPSであれば、キーワードは取得できる
はずです。

ですが、実際には、
計測対象サイトがHTTPであっても、参照元は判別できてますし
計測対象サイトがHTTPSであっても、検索キーワードは取得できません。

では、なぜ参照元は判別できるが検索キーワードは取得できないかというと、
検索結果をクリックすると、いちどHTTP環境の「リダイレクタ」と呼ばれる仕組みを経由して、
目的のサイトへ遷移する仕組みになっているためです。

リダイレクタがHTTP環境にあることで、目的のサイトがHTTPでもHTTPSでも
リファラは取得でき、参照元が判別できます。
また、意図的にリダイレクタのURLに検索キーワードが含まれないように
されているため、検索キーワードは取得できません。

対して、Facebookなどは、少し異なる方法で同様の機能をサポートしています。
Chromeなどのブラウザは、METAタグでHTTPS→HTTPのリファラの引き渡しを
許可することが出来るようになっており、この機能をサポートしている
ブラウザの場合は、直接リファラが渡されます。

具体的には、下記のようなMETAタグです。

<meta name=”referrer” content=”origin-when-crossorigin”>

IEの場合は、この機能をサポートしていないため、
Googleなどと同じく、HTTP環境のリダイレクタを経由するように
ブラウザによって動作を切り替えているようです。

何気なく使っている検索エンジンやAnalyticsの動作にも
いろいろな仕掛けがあって面白いですね。

 

今年も残り12時間余り、みなさまありがとうございました。
2016年もどうぞごひいきに。

 

おまけ:散歩中にみつけたもぐら。

もぐら

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